コンセプト 5では、「カラーピッカー」を使ってスケッチからそのまま色を選択することができます。最初に、色を使うブラシを使用しているか確認します (「セレクション」、「消しゴム」、「ナッジ」などのツールは色を使用しません)。そのあとで、次の2通りの方法のいずれかで「カラーピッカー」にアクセスします。
  1. ツールホイールの中心 (またはツールバーの内側のメニュー) にあるカラーサークルをタップして、カラーホイールを開きます。スポイトのマークをタップします。
  2. 画面上で選択対象を長押しして有効化します。次に、画面下に表示されるセレクションのポップアップ画面で、「カラーピッカー」が表示されるまでオプションを切り替えます (「アイテムピッカ」→「投げ縄」→「カラーピッカー」)。
上記いずれかの操作を終えたら、「カラーピッカー」を画面上でドラッグします。指を離したときに十字線が接触している色が、使用中のブラシに適用される色になります (リングの上半分の色に反映されます)。

画面下に表示されるセレクションのポップアップ画面には、「アルファ値オン」と「アルファ値オフ」という設定があります。「アルファ値オン」を選択すると、最初にツールで描かれた色を取得し、背景のストロークとは (不透明度も含め) 分離されます。これはベクター形式のカラーピッカーならではの性能です。「アルファ値オフ」を選択すると、従来のピクセル形式アプリのように、カラーピッカーはキャンバス上で見た目どおりの、平坦化された色を選択します。

色の表示に加えて、サークルの上には選択したストロークに関する情報がタグで表示されます。ここには、ストロークを描いたときに最初に設定したツールやツール設定 (サイズや不透明度など) が表示されます。このタグをタップすると、この設定を呼び戻し、最初のブラシ設定を使用中のツールに適用することができます。