まずPDFをインポートしてから、以下の手順で、図面にスケールを設定します。
  1. 現実空間で正確に測った実寸を用意します。この寸法はおそらくPDFの図面で使うので、壁やドアなどの実寸を測ります。
  2. 「精密」メニューをタップして、「計測」を有効にします。
  3. 直線定規を有効にして、中央の十字線をダブルタップします。つまみを、採寸した図面の該当部分に合わせます。
  4. 「精密」メニューの「計測」の横にある比率をタップして、「2番目の」項目に、実寸を入力します。画面オーバーレイを閉じると、比率が「1: 新たに計算された数値」に変わります。
ズーム率に関わらず、比率はデッサン全体に適用されます。この手順の完全図解版は、 "Scale and Measurement in Concepts 5" のチュートリアルをご覧ください (英語版のみ)。

必要な比率が事前に分かっている場合は、代わりに以下の方法で設定できます。
  1. 新しいデッサンを開きます。「精密」メニューをタップして、「計測」の横にある比率をタップしたら、希望の比率を入力します。
  2. 「計測」をオンにして、直線定規を有効にします。
  3. 図面の実寸と一致する線を描きます。計測値のタグをダブルタップして、カスタム値を入力します。タグをタップして画面に「固定」させます。線を描いてもいいですし、タグを使っても構いません。どちらの方法でも設定できます。
  4. PDFをインポートして、測った寸法が画面上の寸法と合うようにサイズ調整します。(選択対象が計測値の上にかぶさると、この作業が少々やっかいになるかもしれません。これを回避するには、PDFのレイヤーをタップして不透明度を低め、PDFをやや透明にしておきます。)
ここからは、新しいスケールがデッサンに設定されます。ズーム率に関わらず、引いた線はこのスケールに従います。「計測」を有効にしてから「直線」定規を使って図面を描くと、デッサンに設定したスケール通りに、正確な現実空間の寸法が反映されます。

同じスケールで異なるバージョンの図面を作成したい場合は、PDFの真上にある別のレイヤーで作成することができます。

または現在のデッサンを閉じて、新しいデッサンを作成することもできます。このデッサンには、最後に開いたデッサンと同じ設定内容とスケールが自動的に設定されます。これにより、スケールを設定するのは 1 枚のデッサンに一度だけになります。(作業中にうっかり違うスケールのデッサンを開いてしまったら、正しい設定内容のデッサンに戻りましょう。それからギャラリーを閉じて、すぐに新しいデッサンを作成してください。)

お好みのスケールやツールをデッサンにプリセットする別の方法に、プロジェクトテンプレートを設定する方法があります。 プロジェクトテンプレートの設定方法は、こちらのチュートリアルを参考にしてください (英語版のみ)。